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もしコメントがあったらtwitter:@prayinoriに

東京農工大学 不合格体験記

折角なので東京農工大も、不合格体験記ですが

残念でもなく当然というか、農工に関してはちょっと色々事情があったので

そのあたりを除いて参考にしていただけたらな、と

 

高専に進学時は東京農工大が優秀な生徒の主な編入先で(近いから)、入った頃は「農工大行けたらいいなあ」と考えてたんですけど最近よく分からなくなってきました。すみません

オープンキャンパス見たけど学生のレベルはそこそこ高いし研究設備も充実してるし論文とか特許で有名なのあるし都内へのアクセスいいし通えるなら通いたいくらいいい大学だとは思うんですけど知名度がイマイチぱっとしませんね農工大

 

自分が身体弱くて入院したりしたせいですが僕の親が割と過保護なので、出来るだけ自宅から通わせたかったんだと思います、それで薦められたっていうのがちょっと大きい

この事情はもうちょっと続くんですけど別記事にでも気が向いたら書きます、これはあくまで体験記ですし

 

農工大はどうやら一般入試でも確約書書くらしいです、同高専から農工への合格者に聞きました(でも今年は受かる人は別のとこ受かるで第一志望は受からないで農工行く人出ませんでしたが)

一番近い高専だから農工の情報は多いはずですが先生から説明された覚えがないですし募集要項やホームページでも見た記憶がありません(志望順位が低かったから見落としているのかも)

その確約書提出が7月中旬らしく結果だけで言えば受からなくてむしろちょうど良かったという感じです、農工受かってたらチキって筑波受けなかったと思うので

思えば僕の大学編入は本当に運と巡りあわせのよさで来れたんだなあと思います

あんまり運命とか信じてなかったけど人生が1度しかないのにその1回でこれを引けたっていうのは神様にでも感謝すればいいんですかね

 

数学 大問4つで例年通り
1. 2変数の極値
停留点も通常の連立方程式極値判定はヘッシアンで普通に解けるパターンです。農工の数学ではまず出ませんが停留点を求めるコツは色々あって、上位校ではその工夫が必要となる場合が多いです。余裕があれば上位校の問題などに触れておき解答パターンを多く知っておいた方がいいです。
近年極値の候補(停留点)が1個しかでないパターンが多かったのですが、今年は符号が違うだけの点を含めると6個だか出た記憶があります。
問題自体は難しくないのですが判定の記述に理由を加えて説明していたら時間食われました。符号違うだけの点はまとめて判定すべきです。(ヘッシアンが変数の2乗の和だかから構成されるので符号によらなかったハズ)
もしかしたらそんな記述細かく書く必要なかったのかもしれません。(スペースが明らかに足りなくて解答用紙の裏まで記述になったため)裏はその旨を明記すれば使用OKと明記していたはずです。

2. 重積分
極座標変換で解けます。農工の数学は例年簡単なので基本的な積分しか使いませんが調べると面白い積分の解き方を使う学校もあるので色々触れておいて損は無いと思います。

3. 行列を使った連立方程式の解法
 これも基本問題でした。行基本変形連立方程式を解くうえでパラメータ表記の式が解をもつように変数を求める問題など類題はいくらでもあります。

4. 微分方程式
 例年もし数学で差が付くとしたらここくらいです。ここが結構やっかいで様々な参考書でよく用いられる定数変化法だと解けない事が多いです。今年もそうだった気がします。
ロンスキー行列を用いて解くか微分演算子法での解き方を練習しておくといいと思います。自分はロンスキー行列で解きましたが時間かかった上に一般解の定数が微妙な分数になったので計算ミスしたと思われます。
数学の出来は9割5分だと思います。大体全員そんな感じではないでしょうか。

農工の数学は10割とれないとまずいですよ

 

英語
あんまり覚えていません・・・がA4用紙1枚程度の長文(中文?)が3つありそれぞれに小問がいくつか、といった感じです。最初の長文は緑を青の一部ととらえる(信号の緑を「青」っていうような感覚?)地域と青と緑を別に捉える地域とかの話で最後の長文は大人になると物覚えが子供の頃より悪くなるのはなぜかって話だったかと思います。英作文、英訳は存在せず、和訳を厳密なのを求められる問題は無かったためTOEIC600程度の英語力でも何とかなります。選択肢、空語補充、T/F問題など基本的なものが殆どです。
厳密な自己採点はできませんが長文は読めてたし答が見つかった部分も多いので8割前後だと思います。

 

物理 例年力学1問、電磁気1問です。
募集要項には熱力学や波動がかかれていますが、おそらく情報工学系では出ないのではないかと・・・確か機械系かだと物理の配点が200点ありそういった系統の学科では出るのではないかと思います。
1問目の力学は球体の衝突(弾性衝突)の問題でした。その後球体にばねをつけて単振動の問題に変化していくのではなかったかと思います。
基本問題なので取っておかないとまずかったのですが、弾性衝突のため力学的エネルギーは保存される問題にもかかわらず、衝突の前後で失われた力学的エネルギーを答えよという問題があり(要は0です)、ここでもしかしてこれが問われるということは0じゃないのか等と混乱してしまい一度全部解答消したり無理矢理失われたエネルギーが出るように色々試行錯誤したりと無駄な時間を消費しまくった上に最終的によく分からない答書いてしまいました。
2問目は電磁気だったのですが力学でかなり時間を使った上に出来てない緊張と疲弊であんまり覚えてないです。確か小問を順にといて最後インダクタンスを求める問題だったかと思います。正直冷静になれば十分な点数が稼げる(得意な人であれば10割)問題に見えましたがかなり飛んでしまいこちらも殆どまともに解けませんでした。
物理は多分部分点を獲っただけなので2割取れてないくらいだと思います。完全に失敗しました。

まあ例年でも5~6割くらいだったけど

あまり農工の対策には積極的ではなかったのですが物理だけ配点低いので他が出来てれば合格の可能性はあるだろう、くらいで臨んでいました

 

専門は2日目にあります。不合格でもしゃあないと思っていたので1日目の物理は特に引きずりませんでした。しょうがないので配点上はここで満点だったら可能性あったりするかな(物理のみ配点が他の半分)くらいに考えることにしました。
問題は5問中4問を選択して解答します。問1、2が必須です。2時間は結構長いので勉強とは別に練習しておいた方がいいと思います。
1. 2進数→10進数など、基本問題
2. 格子点を数えるプログラムの作成
3. 論理回路。Dフリップフロップを用いたカウンタ(どんなカウンタだったかは忘れました)の作成
4. OS?の仕様や動作説明
5. 宇宙人がある法則に従った言語を発する問題(説明難しいので農工のサイトにあがるであろう過去問を参照してください。問題は漸化式がメインでした。)
自分は1,2,3,5を解答。うちの高専ではハードウェアや計算機アーキテクチャがかなり弱いです。早い時期から始めればこの辺りを勉強することでかなり受ける大学の幅が広がるので早いうちに始めて可能性を広げることをおススメします。モチベーション上がらない場合は基本技術者試験等の資格勉強をして資格を取ると勉強になっていいのではないでしょうか。

1、 2は特にこれと言った問題はなし。学校の授業聞いてやっていれば解ける程度です。ただ類題がある訳ではないので解答が完璧だったかは分かりません。
3は状態の図を見てカルノー図作成、Dフリップフロップを用いて順序回路作成・・・といったごく基本的な問題でしたが今年はその後にこのカウンタの利点を考察せよといった記述問題があり、そこが解けませんでした。
ちなみにこの手の問いで(農工はまずDです)Dフリップフロップを用いる理由は入力方程式と次の状態(学校で用いる教科書だとQ+でしょうか)の式が一致し、作成しやすいからです。たぶん
この年の問題は出来るだけ少ない素子を用いて作成せよという問題でしたが、EX-ORのNOT(排他的論理和の否定)や入力が一部共通している部分を利用する等の細かい節約を求められています。
5は問題については過去問を参照してください。主に漸化式であり、幾つか変数を代入するだけで解にはたどり着くのですが証明までたどり着けませんでした。最終的な答はフィボナッチ数列の形になったんじゃないかと思います。

今年は引っかかりやすい所が多かったかと思います。自分もどこか引っかかっているかも。8.5割から幾らか引かれていると思います。もしかしたら8割ないくらいかもしれません。

専門も(選択次第ですが)10割取れてることが多かったんで今年は出来なかった方かなあ

 

面接は学校から遠い地域から来てるひとからやるので一番近い東京高専生はかなり待つ

豊橋が次の日だったし落ちたと思ってたので豊橋の勉強してました

志望動機とかやってきた事とか基本的な事だけ聞かれて5分程度とかなり作業的、合否には影響しないと思う

唯一気になるのは「今まで作ってきた中で一番大きいプログラムは?」という質問

先輩方の報告によると毎年聞かれているらしいのですが別にプログラムって大きさじゃないと思う(極端な例で言うとやりたい事を100行のプログラムで書いたとして工夫すればそれは3行で書けるものだったら3行の方が素晴らしいと思う)ので何故大きさを訪ねてくるのかあまりよく分かりません。

自分はJavaの1プロジェクトがクラスとか沢山作ってあって全部合わせたら結構あるだろと思って「2000行くらい」って言いました。数えたこと無いのでよく分からないけど学生がちょろっとやってる程度だしそれくらいな気がする

チーム開発とかやってればもっとでかいでしょうね

 

 

感想としては地方から結構来ていたなあって思いました

何だよそれって思うかもしれないですけど農工って「国立でレベル高い割に知名度が低い」ってよく言われてる大学なんですよね

東京農工大の正式名称は「東京農工大」で「東京農業工業大学」ではない、とか

東京工業大学東工大)」じゃないし「東京農業大学」でもないとか無名私立大じゃないとか

社会に出てからもそんなことよく言われるらしいです

でも地方からも来てるって事はそういう人はそれだけ「来たい」って気持ちが強いんだろうなあって、東京に住みたいってのもあるんでしょうけどそれなら電通とか東工とかありますし

 

半端な覚悟で受けてしまった自分が恥ずかしいですね

別に大学自体はかなり良いと思っているので

そういう人に席を譲れて良かったと思うことにします

豊橋技術科学大学 合格体験記

最初に少しだけ。

高専生の技科大への評価は低いようですが(自分の高専だと先生にも余裕だと思われているといった印象を受けました)

今年の情報知能課程の出願者は確か162人でした。

うち当日試験を受けた人数は100~120人ほど居ました。

(試験が3部屋に分かれていて自分の部屋以外はチラッとしか見ていないので正確な人数は不明です)

合格した人数は65人前後でした。ひっくり返せば30~50人くらいは落ちている訳です。

編入生の受け皿って言えるほど楽勝なのかは疑問です。合格者の中には上位国立レベルの人も居ると思われます。

勿論編入試験の難易度で言えば低い方なのは事実ですが探せば定員割れしてる地方国立もある中で「技科大が最弱で技科大なら受かるだろう」って認識なら見直した方がいいと思い

ます。

旅行感覚でもいいのでもう少し色々な地域の大学編入を調べてみて下さい。「最悪の場合そこに行く」と納得できるところを見つけて滑り止めを決定した方がいいと思います。

高専によっては専攻科の道もあるようですが自分が通っている高専では推薦・一般共に試験は6月で終了してしまいます。

 

ということで出来るだけ常識と言って片づけない程度に書きます。

飛ばし飛ばしで読んで下さい。

 

・国語(60分・100点)

例年の構成としては大問3つで

・長文1問

・慣用句1問

・四字熟語1問

といった感じです。去年だかが長文が2問になった年がありました。

長文2つは見直しや精査の時間も考えると意外とキツイので問題が配られたら一応構成はチェックしておくべきです。

長文の難易度は長さを除いて独自作成校の高校入試よりは共通の高校入試の問題に近いです。選択肢にいやらしさが無いです。

大抵の人は中学3年生の受験勉強でそこそこやったと思うので問題ないのでしょうが

一部推薦で抜けたとかで殆ど国語の長文やったことなかった、って人も居たには居たので

そういった場合は中学生の時のテキストと過去問をたくさん解いて慣れておけばいいと思います。こればっかりはルールとかパターンじゃなくて経験の問題なので・・・

 

同様に慣用句、四字熟語に今まで全然触れてこなかったって人は

慣用句と四字熟語の辞典を読んだらいいです。

といっても小学生向けの漫画付きとかの本で十分です。勉強としてやるのではなく勉強の休憩に娯楽感覚で読むくらいの。

自分は小学生のころ4コマ漫画付の本読んでいましたがその言葉を使う場面付きで描いてあって面白かったのでそれで今も覚えているって感じです。

過去問を5~6年解きましたが9~10割安定して取れてました。

難易度の話してしまうと結局は「そのくらい」ですね・・・

 

今年の出来も多少厳しめに見ても9割は取れたと思います。

国語は波がない教科なので出来ると安心です。逆に安心して合格狙うなら8割は切れない教科でもあると思います。

 

 

・英語(90分・150点)

例年細かいところがちょこちょこ変わるのですが大体の構成は大問5つほどで

・長文1問

・空語補充、同義語、並び替え(昔はここで10行程度の短文が出た年もある)3問程度

・リスニング1問

といったところです。英語はどう勉強していいかわからないって人もいると思うのですが

例年TOEICで知っておくべき表現や単語・文法の問題が出ます。

勿論多少は高校入試で使う表現やそれ以上の問題も入っていますが

「何に手を付けたらいいか分からない!」ってくらいならとりあえずTOEICの勉強すればいいと思います。

TOEICスコアで英語をパスできる編入試験は滑り止めの国立から上位の国立(中には旧帝も)まで幅広くあり英語が多少苦手でももっと上の大学を目指せたり滑り止めの負担を減らしたりよりよい受験プランに繋げられるかもしれません。

長文はトピックセンテンス?のルールに従って各段落の1番最初に大事なことを書くのですが

技科大は特にそれが分かりやすく出来ており「冒頭の一文」を読めればまず内容が理解できるようになってます。

今年ですと「何故海水には塩があるのか?」とかそんな感じでした。

過去問も毎年そのようにできていたかと思います。

最初の段落くらいまで読んで内容が理解できたら後は問題文に目を通し対応する部分を

探していけば問題ないです。技科大の英語は基本としては良問です。

ただ異常に読み辛いです。メモ帳に全角英語を書いたような感じでアルファベット間の間隔も独特です。単語区切りもちょっと分かりにくい。

リスニングは60分から15分あります。自分が試験を受けた部屋では音質・音量共に普通でした。

これもTOEICのリスニングやってればまず問題ない難易度ですが

多少分からなくても最初に印刷されてる選択肢を読んでおけば

「選択肢のうち英文で出てきた単語は1つだけ」でその1つがそのまま答えって問題もあったのでとりあえず単語が聞きとれたら意味が理解できなくても何とかなります。

 

あと自分も初めて体験したことなのですが

英語の解答用紙配られたときリスニングの解答用紙が入ってませんでした。試験監督に聞いて替えてもらうまでに少し時間がかかりました。

リスニングあるということを知らなかったら気づかず解いてしまってもおかしくありませ

ん。

滑り止めだろうと募集要項やらで試験形態はよく確認しておきましょう。

 

出来は8.5割くらいだと思います。

試験会場で3~4割くらいしかできなかったとか話も出てたのでここで大問1個くらいの差がついてるかもしれません。

英語は合否につながるかと。

 

応用数学(60分・100点)

例年は微積極値・行列・連立方程式・確率あたりから3題ですが

今年は集合演算が一部入りました。分野でいうと確率に近い(場合の数を数えたり)ので確率に含まれました。滑り止めで確率やらなかった人は救われたと思います。

・xとyをパラメータtで表した式の微分極値積分

意外と難しい方かも。dy^2/dx^2はx(t)とy(t)を2回ずつ微分すればいい訳ではないです。試験後に会場で聞こえて「あぁ・・・」ってなったので。

あとは定石に従って手を動かすだけで答えにたどり着く問題でした。

・行列の和積・4次の行列式・ベクトルの大きさ・内積(全部一桁の定数)

行列の和積は応用数学どころか数学ですらなく算数です。行列A+BやABを解くだけです。行列の足し算かけ算が出来ないのはさすがに技科大入れる入れないとかの問題じゃないかと。ベクトルの内積、ノルムも一桁のかけ算と平方根を使うだけで逆に不安になるレベルで6問中4問がこんなんでした。

最後が連立方程式でしたがこれは例年の行列を行基本変形してガウスジョルダンの方法で解くだけの問題よりは難しくなっていました。

・確率 (集合演算、事後確率、クラスを区別する場合しない場合それぞれのクラス分けのパターンの数)

多分初の集合演算は階乗、nPk、nCkなどの基本と集合の要素数でした。

事後確率はベイズの定理で解くのにそこそこ時間がかかります。ここも後で事前確率の解き方してる声が聞こえて「あぁ・・・」ってなりました。

確率はもともと過去問で出たのと総当たりを全部数えてゴリ押しで解くの以外は捨てていたのでうろ覚えの最後は捨てて他の問題の解の導出を記述するのに使いました。

多分技科大でも部分点は入ると思うので。

今年はとても差がつく内容ではなかったと思います。出来は8〜9割ほどで周りもそのくらいだと思います。

数学はあまり武器にはならないかと。

 

専門(90分150点)

情報を選択しました。

情報は例年

・数学?1問

・プログラム1問

論理回路1問

です。数学に関してはなぜ入ってるのかよくわかりません。ただ難易度が高めです。

今年は二項定理でかなりの難易度です。上位国立レベルでも完答は難しいような。自分は問題の解釈を間違えて部分点のみの1割くらいしかできませんでした。0点は回避した程度です。

高校入試の頃は滑り止めの併願の学校長に「基本受かるけど大問の0点だけは作らないでね」と言われましたが大学編入ではどうなんでしょうね・・・琉球大だかが科目の0点は不合格にする、は見たことあります。部分点だけでも一応0点は避けておいたほうが無難かもしれません、編入試験は謎の部分も多く何故落ちたかわからないとかいうケースもあるので。まあ真実は闇の中ですが

プログラムは油売り算という例年に比べるとマイナーで取り組みにくい問題でした。例年ソートや探索、スタックやリストが教科書の例題そのままに出ていたのですが今年は自分でアルゴリズムに気づく必要があったかと。

論理回路は例年通りでNANDのみで表したり式を簡単化したり程度です。カルノー図とEX-OR、ド・モルガンのまとめ方あたりが覚えられていれば十分です。

 

最初がほとんど点取れてなかったので6〜7割です。例年9割は取れてたので少し焦りました。

 

感想

ここまでをまとめて振り返ると「難しくはないけど、侮れない問題は混じっている」と思いました。どうせみんな解けてない精神もいいのですがそれでも最後は合否が分かれているのですし。

受験プランとして大雑把にランク分けすると

第一希望(行きたいところ・レベルの高いところ)

第二希望(どう転ぶかわからないところ、ここなら十分胸を張っていけるかなというところや上位の人の妥協点)

第三希望(本命や対抗よりは下の十分受かる可能性のあるところや受験時期が早く慣れで受けるところ)

第四希望(絶対落とせないところ)

って感じかなあと思うのですが、技科大は3〜4希望として特に良いと思います。

人によっては第一第二希望にもなるでしょうが国立大学を複数受けられるというのはチャ

ンスですので一校くらいはチャレンジしてもいい気がします。

学力で進学先を決めるなら無難に留まりすぎず無謀すぎる賭けもせず色々なレベルにチャレンジして一番良いとこに行ったらいいんじゃないかと思います。自分も反省している点なので・・・

勿論受験科目と出題分野は注意した方がいいです。

 

豊橋は設備や分野は中々充実していたと感じました。当日会場に行った時は掲示板にTOEIC550点を目指す講義など一般教養の補助も色々貼ってありました。当人の努力次第ではかなりためになる勉強ができる環境だと思います。反面講義が多く春休みも1〜2週間くらいしか無いらしい?とキツいところもありそうです。あとは新幹線止まるわりにちょっと外れただけですごく田舎になります。

 

学力のあるなしに関わらず学びたい意思があるのに大学進学を諦める事が一番勿体無いと思うのでしっかりと技科大やその他滑り止めの合格は確実にゲットしましょう。

横浜国立大学 不合格体験記

不合格体験記ですみません、ですが落ちた理由は何となく分かっているのでそのあたりを除いて参考になればと
横国は上位国立の中では編入にあまり積極的でなく募集要項からも殆ど情報が得られないので

横浜国立大学の編入試験の問題は専攻科を通じて連絡すれば過去問が3年分ほどもらえるらしいです。実は
知った時にはもう今更って時期だったので頼まなかったのですが
近年難化傾向にあったこと
情報工学は4年前くらいから他では聞いた事がないJavaが試験に追加されたこと
持っておけば来年度以降の人に提供して助けになること
受験に手遅れなんか無くてやるだけやった方が良いに決まってること
これらを考えると何故あの時頼まなかったのか過去の自分を責めたいですね…猛省しています
ただ学生課にH17~H25年の過去問が置いてあったのでそれはちゃんと解いていました


数学

例年は線形代数(ほぼ行列)、微分方程式の2つです
難易度は横国のレベルを考えるとあり得ないくらい簡単です。範囲も非常に狭いです
例年受験者は10割が当然になると思いますが問題が少ないので逆に1題でも落とすとかなり厳しくなります
範囲が狭い分、範囲内の問題は色々な解法を知って全て解けるレベルになっておくことが望ましいです

線形代数は今年も行列でしたが、例年に比べると難化しており、ちょっとマイナーなものでした
具体的に言うと3行3列の正方行列で1行3列目、2行1列目、3行2列目以外の要素は0で
行列を3乗すると単位行列の形になるというものです。うろ覚えなので違ったらすみません
徹底演習では後ろの方にわずかに載っているのですが徹底研究、過去問特訓にはこの形の出題は無かったかと思います
またその性質を使用して無限乗まで足した場合の行列の値を求める問題がありました
先ほども言いましたが横国は問題数が少ないうえ、誘導形式で解く問題が殆ど出ず、
知らない、ひらめかないと一気に手詰まりすることもあるんじゃないかと思います
小問3つですが2問目がよく分からない問題でした(計算しなくても答が明らかに0になるとかそんな感じ)
それがあっていれば10割だと思います

微分方程式は例年小問2つです
一般解を求めるだけでグラフを書くとか定数を代入する問題は出てなかったと思います
昔は1問は簡単な同次系でもう1問はフリーだったのですが近年はそうじゃなくなってきました
今年は1次の基本問題ともう1問が全微分系かと思って解いてたけどよく見たら違って答えられなかったので
どんな問題だったか忘れました、すみません
2問中1問取れたので5割程度、数学総合で5問中4問だったので多分8割の出来です


物理

物理は数学と同時に解くことになります、2つ併せて80分しかないので注意して下さい。
当日は解答用紙全部に希望学科とそのEP(education program?)を両方書くのですが
これが横国は独特な名前で非常に長い、めっちゃ時間取ります。実質75分くらいになるほどです。なんとかならないんですかね
昔は力学1題電磁気1題だったんですけど最近は力学1題だけになってきました
数学以上に問題数が少なく3台くらいしかない年もあるので1問が非常に重要です
でも基本以上の事を問うことは殆どなく参考書でみたことある図の問題が出ます
今年は動滑車と定滑車あわせて3つの滑車にに物体が引っ張られた時の運動の問題でした
小問7つでしたがうち1~5問目は各地点における運動方程式を立て
最後の2台でそれをまとめて答を出す形でした。
最後の方で上手くまとまらず答にたどり着けなかったため7割くらいの出来になったかと思います
過去問だと両方9~10割も珍しくなかったので緊張と時間にやられた印象です


専門
専門は確か2時間で複数の分野を全部解きます
情報は論理回路アルゴリズム、プログラミング(CとJava1つずつ)の4つです
長くなりますが1つずつ書きます
論理回路は半加算器、全加算器、負の数を2進数で表す、AND,OR,NOTをNANDで書くという
授業を受けていれば聞いた事ある分野だと思います
NANDで書く問題が難しいという声を聞いたのですがNANDは完全系などと呼ばれてて
全ての回路はNANDで直せるって話があった記憶があるのであらゆる回路をNANDで表すのを一度やってみるといいと思います
自分が他に受けた農工大豊橋技科大でもNANDに直す問題は出ていました
10割取れたと思います

アルゴリズム
バブルソートクイックソートの簡単な考察
こちらも授業を受けていれば聞いた事ある分野だと思います
勿論10割取れた…と言いたいところなのですが
何故かここだけ解の導出過程や根拠を書くのを忘れてしまいA3ほどの大きな紙に
1~2行だけ答書いて終わりというミスをやらかしました、冷静になると明らかにおかしいですが
受けてる最中は何故か気づきませんでした
そのためループの実行回数やソートの回数も数え間違いで0点になりますし
答は多分合っていたと思うのですがあまり点数が貰えてないんじゃないかと思います

プログラミング(C)
Javaが追加されてからはそちらがメインになっているようで
今年は明らかに適当になっていました、1題、それも可算結果を計算するだけの小問2つのみで解答用紙も解を書くスペースしかありませんでした
問題の意図としてはstatic intとintで同じ変数名(a)が定義されており、a++などと書いた時
それぞれの変数の値の変化はどう違うのか、って感じです 説明が下手ですみません
10割取れたと思いますが可算結果がとくに規則性のある形じゃなくて
ただひたすら手計算するだけだったので計算ミスしているかもしれません

プログラミング(Java)
小問が6題でしたがうち2題は16パターンの○×を答えるもので実質30題超の回答をします
マルチタスクで動作するプログラムの出力結果を考えるものでその後そのプログラムを改良することを考える問題でした
プログラムの主要部分は全て日本語で動作説明が書いてあったのでどうにもならないことは無かったと思いますが
中にはJavaを少しやっている自分でも聞いた事ない関数が使われており、専門では一番難しかったです
またマルチタスクJavaというよりマイコンなど計算機で触れた人が多いと思います)の為出力が一意に定まらず
提示された16パターンの出力が出力結果として現れる可能性があるかをひたすら○×で答える問題は
一応確実に分かったところもありますが如何せん多すぎてどれくらいあってるのか全く分かりません
なので出来は4割くらいから最大9割くらいです

見積もり通りなら合格していそうなので、おそらくアルゴリズムJavaは実際あまり点数が貰えていなかったのだと思います


面接は志望理由や勉強の出来、卒研や今までグループで作ったプログラムなど妥当な事を聞かれました
2つほど言いたい事があって1つは「受験票をそちらのテーブルに置いてください」と言われたのですが
面接が始まる前に受験票を用意しておけとは言われた記憶はなく、カバンの中にしまっていたため
出すのに結構時間がかかりました、出だしのイメージ悪かったと思います
その上その受験票を置いたテーブルは面接官とはかなり離れており、見るそぶりも無かったため何の為に受験票を出させたのかもよく分かりません
とりあえず受験票は一日中手元に持っておいたほうがいいです、試験会場に入るときにも提示を求められますので

もう1つは例年「教員になりたいと考えていますか」といった質問を受けるようなのですが
自分は「もしなれるなら教員という道も…」とちょっと迷っていたので「はい」と答えたら
「2年どころか3年でも難しいと思う」と特に教員になること望んでいる感じでも無かったのでこれも意図があまりよく分かりませんでした(自分の出来が悪かったからかも)
実際編入から教員の資格を取るのは留年必須になるので将来を決めていて相当な覚悟がある訳でもなければこの質問は流した方がいいかもしれません

それ以外も終始淡々としていて評価はよく分かりませんでした
合格示唆、不合格示唆も無かったです


アドバイス
まず言えるのは横国は近年急激に人気になっています。横浜という立地とネームバリューや近年の院進学率の高さによる
国立の学費の安さなどが理由だと思います(実際はそこそこ険しい坂の上にあるのですが)
情報工学だと横国はあまり注目されてなかったのかつい2~3年くらい前は受験者数3~4人だったのですが今年は29人も居ました。合格者は6名と倍率も高いです
そのため基本問題がほとんどだった試験も少しずつ落とす試験に難易度が上がっていたなあという印象です
横浜は一般でも偏差値上昇傾向にあるらしいのでこれからさらに難しくなっていくのではないでしょうか、過去問の出来であまり安心しない方がいいと思います
もしかしたら範囲(問題)が増えたり電磁気が復活することもあるかもしれません

あともう一つは個人的な反省なのですが志望大学はしっかり調べてよく考えて決めた方がいいです
関東以外の大学をあまり知らなかったため(一応調べはした)関東の大学を中心に受けたのですが
第一志望が筑波大学であった自分は横国で筑波では出ない微分方程式Java(ある意味物理も)を勉強することになり
試験の時期が迫ってくると次第にそれを邪魔だと感じるようになって最後はちょっと投げました
結果その範囲のつめが甘くて不合格という結果になったのだと思います
今考えれば近いレベルでももっと試験範囲が第一志望に近い広島や金沢、岡山などの選択肢もあり
結果として第一志望が受かったからまだよかったものの、自分の大学編入は反省する事も多かったなと結構後悔しています
魅力ある大学はいっぱいありますが「本当に行きたい本命」はおそらく1校、多くても2校くらいになると思うので
残りはそれの邪魔にならない範囲で大学を決めるのも一つの手だと思います。勿論色々手をだして全部成功する人だっていますしそこは自分の能力と相談ですが自分はその見積もりが甘かったです

折角大学に進学するなら行きたいところに行けるのがきっと一番の幸せです
悔いの無い結果になる事を願います

筑波大学情報学群 編入試験 過去問の難易度

いつ聞かれても困らないようにメモ

H22~H28だけ

難易度と問題をざっくり

難>やや難>普通>やや易>易の5段階

何問か答っぽい事書いてるけど間違ってるかもしれないからあてにしないで

あんまり確認してないので、でも自信はある

 

総評としては筑波大学は「簡単ではないけど頑張れば出来そう」「なんか難しくはなさそう」って問題がほとんどだと思います(それが罠で落ちてるのもあると思う)

結構パッと見ですごく簡単そうって勘違いする人もいますからね

すごく難しいって訳ではないと思うけど・・・

 

H22数学1

(1)やや難

領域内の最大値・最小値の問題

こういった領域問題は大学編入の数学の参考書でも多いし難しくはないけど

領域が長方形っていうのは珍しく類題をあまり見ないって意味でやや難

筑波の問題ってそういうの多い

「基本的な事を問われてるハズなのにいざ着手してみると意外に答にたどり着かない!」って感じ

参考書だとラグランジュで解くのがベターって記憶があるけどそんなの必要ない

ゴリ押しと常識で解けます、こういう問題個人的に好き

領域を見直してみると要は「y=0の直線」「x=0の直線」「x=πの直線」「y=π/2の直線」の4本の直線で出来ていて関数fは3つの積で出来てるからどれか1つでも0になれば0な訳で上の4つのうち3つはもう一方の変数がどうだろうと0になる項が出来ちゃうから候補にならない、って事は・・・

あ、関数fが微分できない!って思っちゃったらSinやcosの積を和に直せる公式を探して

何回かやってるとfを全部和で表した形に変換できるから後は各項を微分すればいいです

 

(2)普通

これもそのままなんだけど答を出すまでにまとめたりがちょっとややこしいってだけ

編入数学に問題が載っている、漸化式使うみたいな書き方だけど漸化式は使わない

 

数学2

やや易

3問あるけど同じようなもんなんだけどまとめて

答の出し方自体は非常にイージーなんだけど書き表そうとするとどう書いたらいいのか・・・って問題

良い答の書き方、正しい答の書き方は分かりません

でも書ければある程度の点はもらえそうですし、あんまり気にしなくてもいいのかも

 

情報1 易

特筆なし。簡単。Cを読めれば大丈夫。

4択て、これで50点貰っちゃっていいの?って感じ

実際では考察を書かせたのかな、そう考えると微妙に深いな4択のくせに

これからの大体全部の過去問に言えるけど

最悪プログラム丸写しして動かせば答分かりますよ、僕はH22~H27の全部手打ちで作って全部の問いの答を出すプログラム作りました、それで10割になるまで解答を見直して答え合わせを繰り返しました 何が何でも受かりたかったので

どうしてそういう動きになるんだろう?って事を考えるのを忘れずに

変数に別の値を入れたりして「あ~ここがこうだからこうなるのか、って事はこれを入れればこうなるだろう・・・やっぱり」ってなればもう勝ったも同然

それさえ出来ちゃったらぶっちゃけ情報の勉強なんて終わったようなものです

 

情報2 難

全問の簡単を吹っ飛ばすような知識の問題。プレフィックスサムって何だ

分布数え上げソートとか度数ソートの事です、プレフィックスサムなんて言い方があるんですね

というかこの問題「定本 Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造(近藤さん著)」の見本プログラムそのまんまです

知ってるかどうかですよね、知ってれば難しくないけど知らないと何を言ってるのか理解できない可能性があるって点では難しい部類の問題では

 

 

 

H23 数学1 難

(1)接平面の問題

徹底演習や徹底研究でやる接平面の問題と同じやり方で解けたはずです、確か・・・

ただ本番で出されたらこんがらがって投げていたと思う、答えに至るまでもなんかややこしい上に長かった記憶があります

筑波の問題を「簡単」という人は多分こういうのを「公式通りのやり方で進めていけば解ける」って意味で簡単だといっているのだと思います

「難しい」という人は計算の量(途中で如何にミスしないか)や工夫、場合分けなど点数を落とすポイントが多いって意味で難しいといっているのだと思います

どっちも正しいと思います 自分は後者です、問題数少ないから取り返しがきかないですし緊張等を加味すると見た目ほど簡単って言えないのではないかと思います

 

(2) 易

 ごく普通の二重積分極座標変換で完答できます

自分は二重積分極座標の問題は当てはめた時点で答へのたどり着き方が見えてるのがほとんど(後は積分時のちょっとした工夫)なのでほぼ全部簡単だと思ってます

筑波でやたら出るのででたら完答して得点源にするつもりで

ただ出ない大学の勉強もしてる人からすると難しいらしいです

徹底演習に大量にある問題解ければ大丈夫です 上でいう工夫はここで手に入ります

ただ解答に解説が無いのでどうしてその答えになるのかはよーく考えて下さい

もしくは先生とかに聞きましょう

 

数学2 普通

勉強始めたころは「何だこれ!意味分からん!やめてくれよ」って思ってたけど

自分が線形代数抜けてただけで参考書やってから取り組んだら基本問題でした

最後の方の問題がやたら答を出すのが簡単なんだけど「そういう答えになる」っていう過程の書き方が上手く説明できないので(線形の問題って大体そうですよね)

答は書けるけど思っているほどの点はもらえないのかも?

 

情報1 やや難

問題難易度自体は普通だけど量が多い とにかく読まないといけない

自分は解くのに1時間以上かかりましたね

全問当てられた(自分でプログラム打って確認した)けどミスが多発する可能性も十分にあったのでやや難しいかと

関数の動きを当てる問題ですが、この関数が何をしたかったのはよく分からなかった

リスト構造だけどリストの一部を無視して進む関数もあるし

「プログラムの動きを追っていけますか?」って事かなと

 

情報2 普通

グラフ構造の問題

今まで難易度「時間がかかるかどうかで基本全部完答できる」って思って付けてたけど

よく考えたらやった事あるかどうですかですよねこんなの

自分の高専では偶然(?)ほぼ全部授業でやった分野なんです

他の高専や私大の方がどれほどやってるかは分からないです、そういう人からみたら今までの問題も十分難しいのかも

でもこれも読めれば完答できる問題なので普通、かな

 

 

H24 数学1 普通

(1)極値の問題

極値の問題にしては難しめ、でも筑波の問題では易しめ

微分して極値の候補を出していくときに数式をまとめる能力が必要になります

極値の問題なんて微分してヘッシアンに放り込んで終わりだろー」ではないですが

ではないってだけで割と普通に答が出せる問題なのではないかと

自分は数学得意なので数式をまとめるとか気づくのはわりかし出来たのですが

思い付かなかったら地獄ですよね いっぱい練習しましょう

 

(2)大小関係の問題(区分求積法の問題) 難

筑波で大小関係を求める問題は徹底演習と過去問特訓で結構見ましたがほぼ全部

徹底演習に載ってる A<x<Bならそれぞれを積分しても大小関係は失われない

みたいなやつで証明できます でもパッと見じゃ全然分からないですよね

1/nを積分するとlog nになるあたりからぼうっとは解き方が見えてるくらいです

自分は「筑波で大小関係出たらまず積分の利用を試そう」と思って臨みました

ただ(2-2)は(2-1)が解けなくても問題の文から成り立ったと仮定して話を進めてしまえば両方の極限とったときが明らかにはさみうち出来るので簡単に答が出せます

難しい問題に直面してしまったら多少ズルい手使ってでも点数奪い取ってやりましょう、このしつこさはきっと大事です

 

数学2 やや易

証明なので書き方が正しいかはあまりよく分かりませんが

答には結構容易にたどり着けるので点数は結構稼げるんじゃないでしょうか

最後の問題ってほぼ自明な気がするけど最後の問題に置かれるくらい難しいのだろうか

実はすごく厳密に定義して証明しなきゃいけないとか?

 

情報1 易

とっつきやすい問題ではないかと思います

穴埋めでもきっと前後の文からこういう答えになるっていう記述はした方が点数いいでしょうね

ファイルをコマンドラインで読み取るってあるけど別にこの問題を解くだけなら

ファイルとか難しいこと考えなくても配列に入っている点数をソートするって考えで解けるはず コマンドラインとか読み取る部分は穴埋めになってないんで

strcpy()って関数は自分は知りませんでしたが

問題で出るプログラムってのは大抵結構キレイに書かれてるので

プログラムのかたまり(大きく行が開いて分けられてるところですね)ごとにそれぞれの役割があって足りない役割ってなんだろうかって考えるのと

プログラムの関数とか変数の名前って大抵意味を持ってつけているので

strcpyって文字列を見たとき

「ああ、これはstring copyの関数でこの部分は文字列をコピーさせようとしてるんだな」ってのが

その場で分かるようになっているんです

情報を学ぶ時こういう意図を読み取る推測はかなり大事です、合否にもつながるかと

ちょっと分からないからってあきらめないでいま分かっている事を整理して何とか答につなげていきましょう

 

情報2 やや易

力任せ探索の問題

プログラムの動作説明が穴埋めなのでこれも推測でプログラムの動き自体が見えてきます

最後の計算量(オーダー)の問題が少し難しいかも

ただこれは今後頻出してくるので筑波受かりたいなら絶対学んでおきたいところ

僕の受けた年に至っては4問とか出ました、受けてるときは記述多すぎて目が回りそうでしたが

ここで点数に差が付いて受かれた気がするので本当に助かった・・・未だにあってる自信ないけど

 

H25 数学1

(1)普通

微分の問題?

さっきからずっとそうですが筑波の数学の問題はとにかく類題が殆どないです

これは何の問題と言えばいいのか

どっちの項も微分した値が同じなので計算すると0になるんですよね

微分はその点における接線の傾き」っていう勉強進めると次第に忘れてしまう

もともとの定義を使った問題です接線の傾きがずっと0ってどんな線か?って事です

ただ変数が込みで0になっているので場合分けが必要です

まあいろんな値を入れてみれば見えてくるのではないかと

 

(2)難

陰関数の極値の問題

5段階なので難ですが群を抜いて難しいと思います

陰関数の時点でまず勉強してないと解けませんがその上でヘッシアンにあたる判定が

0になります はてさてこれをどう示すか

「キレイに完答できた人」ってほぼ居ないんじゃないかと思います

自分はあやふやに極値ではない事くらいしか言えなかったです

極大と極小自体は陰関数知ってれば出るのでそれで入る点数を考えればどうにもならない問題ではないですが完答でいえば一番難しい問題かと

 

数学2 難

これも上と同じ局所的な難 (3)が混乱不可避

逆に(2)とかどうでもいいくらい簡単です

(4)もBが分からなくても逆行列を持つ条件は知ってると思うのでそれだけ言っとけば点にはなりそうだし細かい点数積んで何とかする感じでしょうか

 

情報1 易

関数を読むだけ。簡単。

この手の問題だす編入試験にありがちですが(横国もそうだった)

~~プログラム1~~

 if(条件)

    ほにゃほにゃ;

 ほげほげ;

 

~~プログラム2~~

 if(条件){

    ほにゃほにゃ;

    ほげほげ;

   }

これは全然違うって事は理解しましょう

もしこの手の問いが取れたと思ってたけど実は取れてなくて落ちた人がもしいたら未だに気づいてなさそうなミスだけど

プログラム1ではif文の効果があるのは「ほにゃほにゃ」の行だけです

先ほどプログラムは分かりやすいように書かれてると言いましたが

字下げの面からみてこれはそうですよね

この問題でいうとf4の関数がそれにあたりますね

f1~f3は見落としててもまあ直感で何とかなりそうだけど

f4はx=x*2;の行は直上のif文に依らず実行されます、これが分かってないと進めない

ぶっちゃけif文の後”{”と"}"って付けて書けってお話なので引っかけようとしてる感が

もし出たら鼻で笑って答えてやろうと思いましたね

 

情報2 難

今までの情報の問題に比べるとかなり複雑な気が

最初の辺りはまあそこそこの時間かければ解けます それでも数式の辺りとかは冷静にならないと答見失いそうですね

最後の答を求める手順が未だによく分からないです

自分は力押しで答えましたがとんでもなく時間かかったのでなにか答に当てはまる条件から整理していけば答えを容易に求める方法があるのでしょうが・・・

 

 

H26 数学1

(1)易

極値の問題

a^xの微分とか知らなければ勿論出せないのですが

答の出し方がもうパッと見で出ちゃってるので簡単

この手は徹底研究に詳しくあるのでこれは徹底研究の知識だけで解けますね

確か最初の方のページ、図解付きで解き方が載ってる

 

(2)易

二重積分の問題 極座標変換して終わり 以上

数1難しいんですけどこの年は満点狙えますね

領域だけ気を付けてください xy≧0 つまり第一象限と第三象限です

被積分関数、領域共にx,yが2乗で構成されている、つまり対称性があるので

どちらかの領域で求めて最後2倍すれば答になります

徹底演習でこの手の問題やりまくれば余裕でしょう

 

数学2 易

この年数学満点狙えないですかね?この問題も徹底研究で書いてある事をほぼそのまま適用すれば答が普通に出ます

HENextというサイトでもH26年の数学はめちゃくちゃ簡単といわれてましたね

毎年これくらい楽だったらなあって受験日までずっと思ってました

結果、2年連続で出て簡単だから得点源にしようとしてた極座標二重積分、出ず

帰りちょっと泣いた、一生にも関わる試験がこんな時の運で左右されるなんて辛すぎ

世の受験生が浪人する気持ちがこの時やっとわかりました

 

情報3 普通

エストラテネスのふるいの問題

合格者からも難しいって話を聞いたんですけどエストラテネスのふるいは有名ですし

得点を稼げるポイントはあるのでまあ普通のような・・・?

やや易くらいな気すらしてますが結構時間かかるので

(4)reset_flagの確かに問題は難しそうに見えるんですけど

実は真上にあるcheck_flagをこっちに合うように改造しちゃえばいいんです

check_flagでは対象の数字のビットフラグを1とandさせて0か1か見てる訳ですから

対象のビットに持ってく部分は丸パクリして、そこで0とandさせれば・・・

ですがここで注意、左ビットシフトで対象のビットに持って行くとシフトした後には0が残るので(例がかかれてますね)このままでは他のビットもリセットしてしまいますので

1を左シフトさせて最後にnotを取ってandさせればいいんです

すると対象のビットだけ反転して0、後は1となるので対象のビットだけ0にできます

あとcheck_flagとの違いは左辺を書くのを忘れずに

 

情報2 やや難

グラフの問題

難しいっていうか構造体の定義もCで書いて欲しかったかなと思った

自分で構造体を作るプログラム書いて合わせたけど最後の問題のプログラム

n=nodes[i].nextって定義してる部分があって

これは最初にダミーを繋げてるからこういう表記にしてるのか

最後の-1(これ以上つながってない)も1個カウントしてしまうのを防ぐためにわざと1個飛ばしてからスタートさせてるのかややこしくてよく分からなかった

点数は稼げると思います

この年は確か英語がTOEICと自校作成の長文選べてそこを不平等と思ったのか

他で点数高めにとれるように調整でもはさんでたんですかね

 

H27数学1 

(1)難

接平面の問題

接平面の問題なんだけどこの問題、式がほどけない 上手いなあ

上手く説明できないんですけど物理のベクトルの分野で使えるのがあります

後は方程式を入力するとグラフを可視化してくれるツールとかあるらしいです

そういうので見てみるとどういうことかわかるかも

 

(2)易

二重積分 極座標 以上

領域はxをcosで置く場合はθの範囲がそもそも第1象限と第4象限に限る事には注意しましょう(cosθが正でなければならないので)

 

数学2 易

易の中でも群を抜いて簡単 完答余裕

受験前の勉強中の僕「近年簡単になってきてない・・・?(期待)」

これで今年難しくなってたら自分を呪ってましたね、その結果はもう少し後で

Fを1行目か1列目で余因子展開してください、GとHが見えてこれで終わりです

ベクトル空間でもなんでもないな

 

情報1 普通

関数を読むだけ 簡単・・・と言いたいけど極所難

(3)は最大数をmax nとでもおくと

max n=max(n-1)*2+1となる、同様に

max(n-1)=max(n-2)*2+1である

つまり

max n=(max(n-2)*2+1)*2+1

=max(n-2)*2^2+2+1である

これを繰り返していくと

max n=2^n-1*max1+2^n-2+・・・+2+1

となるmax 1=1なので

max nは初項1、公比2の等比数列の和である

後は過去問特訓の7ページ、S-rS法で和Snを求めると2^n-1となる

これ解くのに2か月くらいかかった、もっと楽な解き方があるのかも

後は関数rのr(n-1,array+1)のarray+1?配列を1足す??ってのも分からないと詰まる

簡単に言うと配列の1番の要素が0番(先頭)の要素になったって解釈でいいと思います

左の要素から固定されていってるんですね

関数Sはソート、関数Rはリバースの頭文字をとってるんだと思います

たぶんね

 

情報2 普通

辞書の問題

難しいと思う人もいるらしいが冷静になればそこそこ単純

ハッシュ関数とリスト構造の基本の組み合わせですinsertあるけどdeleteの機能無いのとんでもない欠陥品だなあと昇順のソート機能とかも無くて登録した順にリストにつながるだけです

条件文に変数が書いてあるだけってのがありますがこれは0が偽、他は真です

勘違いしやすいけど負の数でも真じゃなかったかな、試してみて

つまりその変数の値を参照して0の場合だけ条件を満たさないって事です

strcmpは自分は知りませんでしたがやはりH24の情報1と同じでstring compareで文字列の比較と推測できましたね、これもうまくできてて上でいう0だけ偽、他は真を上手く利用してstrcmpの結果で弾く、通すができるようになってます

 strcmpを調べたら分かるけど確か文字列が一致したときだけ0が出てif文を通すから、完全に一致する単語が既にあったらこの条件文を満たして同じ単語を2回登録できないようにしてあるんじゃなかったかな

上手く出てきて正直見た時感動した、ああこの大学入りたいなって

最後の計算量はvがunsigned intで定義されてるのでエストラテネスの時と同じで32ビットフルに使ってstrの1文字ごとにハッシュ値を計算して単語ごとに異なるハッシュ値を生成することが期待できるので探索が速くなるって事じゃないでしょうか

「辞書」という概念を考えれば明らかに 辞書の単語の登録数>>>>文字列の長さなので探索時間は単語数に依存しますよね

だから文字列が多少長くなって(≒ハッシュ値の計算量が大きくなって)も

単語の登録がばらけた方が探索がはやくなると思います、っていう事だと思います

「定本 Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造(近藤さん著)」にも計算量が多少フォローされてそこに答につながる情報がありますね

 

H28 自分が受けた年

数学1

(1)テイラー展開 やや難

いままで全然出てなかったって意味で

募集要項に「微分積分」ってあったし、いや展開とかも入るっちゃあ入るのですが

油断してた、でも解けてなくても受かってる報告多数ですし皆出来てなかったぽいです

1番なんて公式に当てはめるだけでいいのにちょいミスしてボロボロでしたね

まあ結論をいうとほぼ捨てました

 

(2)面積 易

二重積分はどうした、面積も面積って出し方では過去問では出てなかったので

筑波第一志望で筑波でよく出るとこの勉強ばかりしてた自分が

このページを見たときの精神状態は最悪でしたが、それでも何とかなるくらいには基本

自分は符号逆にしましたが完答しました、途中式などを丁寧に書いたので部分点が大量に入っているのでしょう、丁寧な解答作りは大切なので日頃からやりましょう

 

数学2 普通

前半はまず取れる。簡単

後半が簡単そうに見えて意外と答出てこなかったので

今年は今までと傾向が全然違いましたね、似てるとこすら感じなかった

 

情報1 普通

計算量が3問出ている事に尽きる

計算量が出来なければ難でしょうけど筑波が計算量きそうなのはわかってたからなあ

何故対策しなかったのかとしか、自分も別に自信がある訳じゃないですが

 

情報2 普通

グラフの問題 ダイクストラやってないです・・・(5年後期でやります、遅い)

今年の問題あんまりいう事ない ここでも計算量の問題でて多いなって思った

自信が持てないから辛かった、でもこれだけ出たし計算量が出来た人が受かってる感あります 計算量を制す者がつくばを制す

 

自分の受けた年の感想としては過去問が通用しなかったのが苦戦したけど

難易度はわりと「普通」でしたね